忙しい共働き家庭でも、子どもの運動経験をしっかり積ませたい。
そう思って始めたのが「biima sports(ビーマスポーツ)」でした。
私の子どもは3歳から通い、今年で3年目になります。
最初は「まだ早いかな?」と不安もありましたが、明るい先生たちのおかげで、毎週のレッスンを楽しく通えています。
この記事では、実際に通ってわかったビーマスポーツの良い点・気になった点を率直に紹介します。
「わが家の子にも合うかな?」と迷っている方に、リアルな判断材料をお届けします。
① ビーマスポーツを選んだ理由
私も妻も運動が得意な方ではありません。
だからこそ、子どもには体を動かす楽しさを自然に感じてほしいと思いました。
数ある幼児教室の中で、多種目を経験できる点に惹かれてビーマスポーツに入会しました。
体験レッスンでは、先生たちの明るい声かけで子どもがすぐ笑顔になりました。
集合の合図も、ちゃんと反応しており「ここなら続けられそう」と感じました。
② レッスンの雰囲気と先生の指導
ビーマスポーツの魅力は、先生たちの明るさと盛り上げ力です。
どの先生も子どもの名前をすぐ覚えて、ひとりひとりをよく見ています。
子どもがうまくできなくても、小さな成功を見つけて前向きに声をかけてくれます。
レッスンは、走る・跳ぶなどのウォーミングアップから始まり、その日のテーマ種目(たとえばサッカーやマット運動など)を練習します。
最後は、他の子とチームで話し合って進めるゲームを行い、子どもたち同士でもコミュニケーションを取りながら、楽しくまとめる流れです。
親として見学していても、「運動が得意じゃなくても楽しめる」空気づくりを感じます。

③ 運動量の多さと都会での貴重な運動環境
ビーマスポーツは屋外屋内問わず、しっかり体を動かせるのが魅力です。
マットやボールを使った運動だけでなく、走る時間も多く、給水のための休憩では息を切らせて戻ってきます。
都会のマンション暮らしではなかなか走る機会が少ないので、貴重な運動時間です。
先生たちはテンポよく種目を進めながらも、一人ひとりの動きを丁寧に見ています。
「走る」「ボールを投げる」「縄跳びを跳ぶ」などの基本動作が自然に身につくように工夫されています。
そしてもう一つ特徴的なのが、レッスンの最後に行われる非認知能力プログラムです。
体を動かすだけでなく、「考える・話す・協力する」力を育てる内容になっています。
たとえば、離れた場所に置かれたコーンを見てきて、それをチームの仲間に言葉で伝え、チームでコーンの置かれた形を再現するゲームがあります。
息子は年少の頃、何が何だかわからない様子でしたが、年長になった今では自分から声をかけ、他のお友達と相談するようになりました。
体の成長だけでなく、心の成長を感じられる時間です。
ちなみに最初はコミュニケーションが苦手でも、先生がサポートしてくれますので、安心です。

④ 多種目を通じた成長の実感
ビーマスポーツでは、年を通してサッカー・体操・バスケットボールなど、複数のスポーツに順番に取り組みます。
公式のプログラムでは、およそ2か月ごとにテーマ種目が切り替わる仕組みです。
最初にしっかり走って体を温め、そのあとに今月のテーマ種目を練習します。
同じ種目を続けていくうち、最初はできなかった動きが、次第にスムーズになっていくのが見ていてわかります。
家庭用の練習カードやYoutubeでの動画教材もありますが、集合住宅では音や振動の問題で思いきり練習するのは難しいのが現実です。
わが家では、騒音の出ない範囲で練習できる場合に活用しています。
それでも、教室での練習だけでも上達を感じます。
年少の頃はぎこちなかったボールの扱いも、次の年は上達していました。
月末に行われるテストで「できた!」と報告してくれる姿から、努力が形になっている実感があります。
⑤ 屋外教室と屋内教室の違い
ビーマスポーツは、屋外・屋内どちらの教室もあります。
私は最初の2年間、屋外教室に通っていましたが、3年目から屋内教室へ変更しました。
屋外教室は、開放的な雰囲気が魅力です。
広い空間で思いきり走り回れて、体を動かす時間は子どもにとって貴重でした。
ただ、天候の影響を強く受けるのが難点です。
雨や強風のときは休講になり、梅雨や猛暑の時期は連続で中止になることもありました。
休講時は屋内教室に振替もできますが、すぐに定員が埋まってしまいます。
その点、屋内教室は安定して通いやすくなりました。
冷暖房が効いていて、天候を気にせず予定通りに通えます。
特に共働き家庭では、スケジュールが崩れにくい安心感があります。
一方で、屋内はスペースが限られるため、屋外のような開放感はやや少なめです。
実際に両方を経験して感じたのは
「日焼けや天候を気にせず通いたい家庭には屋内教室、広々と走り回る経験をさせたい家庭には屋外教室が向いている」ということです。
⑥ 費用と用具のコスト感
ビーマスポーツは、内容が充実しているぶん、初期費用はやや高めです。
私が入会した2023年9月時点では、合計で50,370円(税込) かかりました。
内訳は以下の通りです。
- 入会金:16,000円
- 月謝(9月〜11月分):合計23,500円(1月当たり\9,400 & 初月半額)
- ユニフォーム:10,290円+送料980円
- スポーツ保険:1,600円(年度末まで保障)
- 早割適用:−2,000円
その後、月謝は現在9,800円(税込)に値上がりしています。
また、レッスンで使用する用具はビーマスポーツオリジナルのものが多く、種目ごとに購入が必要です。
| 用具 | 価格(税込) |
|---|---|
| バスケットボール | 3,980円 |
| 縄跳び | 1,580円 |
| バット | 3,480円 |
| テニスラケット | 3,980円 |
| サッカーボール(市販品) | 約2,300円 |
初期費用と用具を合わせた一度きりの出費は 約42,600円。
さらに月謝(9,800円)と保険料(年1,600円)を加味して3年間続けると、総額は 約40万円。
これを月数で割ると、実質月あたり約11,100円 です。
決して安い習い事ではありません。
しかし、子どもの運動能力や自信の伸びを考えると「納得できる投資」だと感じます。

⑦ 振替システムと先生の異動について
ビーマスポーツでは、レッスンを欠席した際に振替制度を利用できます。
ただ、このシステムがスマホでは特に使いづらいです。
専用サイトにログインし、プルダウンから教室・日時を選ぶ形式です。
選択肢がとても多く、さらに東京都や神奈川県は細かく分かれています。
このため、目的の教室を探すのに時間がかかります。

一方で、PCから操作すれば広い画面で見ることができるため、ストレスは少なめです。
また、先生の入れ替わりも特徴的です。
メインの先生は年度ごとに1回程度交代があり、サブの先生もほぼ毎回変わります。
慣れ親しんだ先生が異動されると少し寂しい気持ちもありますが、どの先生も明るく、子どもが戸惑うことはほとんどありません。
むしろ、いろいろな先生と関わることで、人見知りせず誰とでも話せるような気がします。
⑧ まとめ:どんな家庭に向いているか
ビーマスポーツは、運動が得意でない親でも安心して子どもの運動経験を積ませられる習い事です。
明るい先生の指導のもと、走る・投げる・跳ぶといった基本動作をしっかり学べます。
さらに、非認知能力プログラムで「考える・協力する」力も育てられる点が大きな特徴です。
一方で、用具の多さや初期費用の高さ、振替システムの操作性など、注意すべき点もあります。
屋外教室では天候による休講リスク、屋内教室ではスペースの制約など、どちらにも一長一短があります。
総合的に見ると、ビーマスポーツは次のような家庭に向いていると感じます。
- 都会で子どもの運動機会を確保したい家庭
- 多様なスポーツを通じて基礎体力と協調性を育てたい家庭
- 習い事に「楽しさ」と「教育要素」を両立させたい家庭
逆に
- 天候や費用に柔軟に対応しづらい
- 家庭での練習時間をしっかり確保したい
上のような場合は、別の選択肢も検討してみる価値があります。
習い事選びで大切なのは、子どもが「楽しい」と感じられるかどうか。
その点でビーマスポーツは、子どもが自分から体を動かしたくなる仕掛けが豊富にある教室だと感じます。
まずは体験レッスンで雰囲気を確かめ、お子さんが楽しくレッスンを受けられるか、見に行ってみてください。

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