はじめてのランニングバイク。
ストライダー、D-Bike、へんしんバイク2……迷いますよね。
私も息子の3歳の誕生日プレゼントに買うランニングバイクを悩みました。
最終的に選んだのは、へんしんバイク2。安全に長く使えそうだったからです。
使ってみてわかったのは、「スピードより安全」を重視する家庭にはピッタリだけれど、軽快さを求めると少し物足りないということ。
自転車に「へんしん」できるコスパの良さも魅力ですが、ブレーキの硬さや車重など、実際に使って気づいた点もありました。
私の実体験をもとに「へんしんバイク2のリアルなメリット・デメリット」を正直にレビューします。
この記事を読めば、「うちの子にはこれが合うかも」と自信を持って選べるはずです。
「最初のランニングバイク選び」で迷う理由
「最初のランニングバイク」って、難しい買い物です。
ストライダーやD-Bikeなど有名ブランドが多く、口コミも様々です。どれを選ぶか迷いますよね。
実際に使うのは3歳前後の小さな子ども。子どもによって体格差も大きく、安全に乗れるかどうかが気になります。
「軽い方がいい?」「ブレーキは必要?」「何歳から使える?」と、疑問が尽きません。
私も例外ではありませんでした。SNSやYouTubeで比較動画を見ても決めきれず…
最終的には「安全に使えそうか」という点、そして「へんしん」して長く使えるコスパの良さが決め手になりました。
へんしんバイク2とは?|ストライダーとの違いと特徴
へんしんバイク2は、「ランニングバイク」と「自転車」の2つの機能を持つ「2 in 1タイプ」の乗り物です。
最初はペダルなしでバランスを取る練習ができ、慣れたらペダルを取り付けてそのまま自転車デビューできます。

対象年齢は3歳〜6歳、タイヤサイズは12インチ。
重量は約8.0kg(ペダルなしだと約6.8kg)で、ストライダー(約3.0kg)に比べるとやや重めです。
ただしその分、安定感があり転倒しにくいのが特徴です。
ブレーキは前後に搭載されており、ゴムタイヤは空気圧の調整が可能。
親が空気量を減らせばスピードを抑えられるため、初めての練習にも安心です。
価格は19,800円(税込)前後(2025年時点)。
ストライダー(約16,000円)より少し高めですが、ペダルユニットを追加購入する必要がないため、結果的にはコスパが良いです。
まとめると、ストライダーが「スポーツ感覚で遊ぶためのバイク」。
それに対して、へんしんバイク2は「自転車デビューを目指すための練習バイク」です。
「スピードより安全」を重視した設計で、プレ自転車としての位置づけがしっかりしています。
実際に使ってわかった「良かった点」3つ
① 安全に遊べる工夫(ゴムタイヤ・ブレーキ)
へんしんバイク2は、スピードを出しにくい調整が可能です。
ゴムタイヤの空気量を少なめにすれば、自然とスピードを抑えられます。親がコントロールできる安心感が大きいです。
さらに、前後ブレーキが標準装備。ストライダーにはない安全機能で、止まる練習ができるのが魅力です。
スピードが出すぎないからこそ、事故やケガのリスクが少ないです。
② ペダル移行のスムーズさとコスパ
最大の魅力は、やはり「ペダルを取り付けるだけで自転車にへんしんできる」こと。
取り付けも簡単で、工具があれば数分で完了します。
届いた段ボールはペダル練習用に保管できます。使わないうちは、ペダルなどの部品も箱に入れてまとめて保管できるため、部品をなくす心配も少ないです。
我が家では、ランニングバイクでバランスを取れるようになってから、自然に自転車へ移行できました。
買い替えが不要なので、結果的にコスパも抜群。
「練習からデビューまで一台で完結できる」ことが、忙しい家庭には大きなメリットです。
③ 親目線で感じた安心ポイント
ペダル練習のタイミングを知らせてくれるメールや案内が届くのも、意外とありがたいポイントです。
「どれくらいの時期にペダル練習を始めるといいか」教えてくれて、焦らずステップを踏めます。
また、車体がしっかりしているので安定性が高く、公園でも道路脇でも安心して見ていられます。
子どもが安定して乗れるため、「自分で乗る楽しさ」を覚えやすい構造だと感じました。
使ってわかった「惜しい点」3つ
① 重さと持ち運び問題
へんしんバイク2の弱点は、「重さ」です。
約8kgあるため、子どもが倒したときに自分で起こすのは難しいです。
公園へ持っていくにも、親が片手で持ち運ぶのは大変。
すぐそこへ行くには良いのですが、遠くの公園へ行くなら車移動ができないと、重さがハードルになります。
② ブレーキの難しさと調整の失敗談
ブレーキが標準装備なのは安心ですが、実際のところ、扱いが難しいです。
ハンドルを握った状態でレバーに手が届かず、握力も足りません。
ネジを調整してブレーキをハンドルに近づけてみたところ、今度は常にブレーキがかかった状態になり、スムーズに進まなくなってしまいました。
結果的にブレーキはあきらめ、足で止まるスタイルに戻しました。

③ スタンド・サイズ感など細かい注意点
スタンドは片足タイプで、地面の傾きによってはすぐに倒れてしまいます。

また、体が大きくなるとペダル付き自転車としては小さく感じるようになります。
ペダル練習を経て上達すると、「もう少し大きなサイズが欲しい」と感じる時期が来るかもしれません。
プレ自転車としては優秀ですが、「長く1台で乗り続ける」よりも、「練習期間をサポートする1台」と捉えた方が満足度は高いです。
私の失敗談と学び|“スピードより安全”を選んだ結果
ストライダーのようにスイスイ進む軽さは、へんしんバイク2にはありません。
「もう少し軽い方がよかったかも」と思ったこともあります。
でも公園で見ていると、息子はスピード関係なく「乗っている心地よさ」を楽しんでいました。
結果的に、自転車への移行はとてもスムーズ。ペダルを練習してからは、あっという間に乗れるようになりました。
へんしんバイク2は、「速く走る」よりも「安全に慣れる」を重視した設計です。
スピードより安全を選んで、よかったと感じています。

へんしんバイク2が向いている家庭・向かない家庭
① 向いている家庭
- 安全性を重視したい家庭
- 子どもの性格が慎重で、まずはゆっくり慣らしたい
- 車移動が多く、公園や広場での練習がメインの家庭
- 買い替えを最小限にして、1台で長く使いたい人
へんしんバイク2は、「スピード」よりも「自転車に自然に慣れること」を重視する家庭に向いています。
ペダル移行のスムーズさと安定感は、小さな子どもにぴったりです。
② 向かない家庭
- 持ち運びが多い(車なし・階段の上り下りが多い)
- 子どもが活発でスピードを楽しみたい
- 軽くて扱いやすいランニングバイクを求めている場合
軽さや機動性を求めるなら、ストライダーなどの軽量タイプの方が合っています。
へんしんバイク2は、安全性やコスパを重視する設計です。
「軽快さ」を優先したい人には、不向きかもしれません。
まとめ|プレ自転車としての価値と後悔しない選び方
へんしんバイク2は、「速さ」よりも「安全に慣れること」を重視した設計です。
ペダル練習への移行がスムーズで、買い替えも少なく済む。
安全性とコスパを両立した「プレ自転車」として、とてもバランスの良い一台です。
一方で、軽さやスピードを求める家庭には、少し物足りないかもしれません。
どちらを選ぶか、「子どもにどんな体験をしてほしいか」考えてみてください。
わが家は、「スピードより安全」を選んで正解でした。
「公園で自転車のりたい!」とせがまれた時は、「へんしんバイクでよかった」と思いました。
子どもが笑顔で練習できる環境をつくること。
それが、失敗しないランニングバイク選びのいちばん大切なポイントです。
へんしんバイク2の公式サイトは、こちらからどうぞ!
ペダルを外したいときは?:2025/10/22追記
へんしんバイクを、兄弟や年下の子への「お下がり」にするケースもあります。
その場合、へんしんバイクを「自転車」から「ランニングバイク」へ変身させなければいけません。
つまり、ペダルを取り外す必要があるのです。
このペダルを取り外す作業、自転車の知識や専用工具がない素人の場合、1人でやるのはオススメしません。
ペダル周辺のパーツは、バッチリ取り付けられているため、勝手に取り外すと壊れてしまう恐れがあります。
自転車の専門家に依頼しましょう。
わが家も近所の自転車屋さんにお願いして、快く引き受けてもらえました。
工賃を払えば、作業もすぐ終わります。
へんしんバイクを使い続けていくためにも、1人で無理せず、みんなで大事にしていきましょう。


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